「能登復興元年」にあたって
一般社団法人能登乃國百年之計は2024年4月の設立以降、能登に住む市民の人々と、能登を愛する仲間たち、そして全国から支援をお寄せ頂いた皆さまに支えられて、活動を続けてこられました。活動にご参加下さる皆さまに、心より感謝いたしております。ありがとうございます。
能登半島地震から1年が、あっという間に経過しました。今でも「あの日」のことが、昨日のことのように思い出されます。私が大好きな能登の風景と営みは、たった1日でその形を大きく変えられてしまいました。発災当初は、とても悔しく、とても辛い、どこにもぶつけようのない怒りを感じていましたが、それも少しずつですが解消されつつあります。最近ようやく、2メートル隆起した自宅前の海岸線を見て「こちらの姿もまた美しい」と思えるようになってきました。
能登の復旧は、ゆっくりですが、着実に進んでいます。当社団では9月の奥能登豪雨以降、皆さまのご支援を頂きながら珠洲市内の断水地域に生活用水を毎日運ぶボランティア活動を行っていましたが、その対象となる軒数も遂に1ケタまで減ってきました。自治体による復興計画はほとんど出そろい、各地域・各集落における復興・街づくりに関わる議論も少しずつ進み始めています。
今年は「能登復興元年」になります。いや、ならなければなりません。私たち一般社団法人能登乃國百年之計は、能登復興に向けた諸所の活動を、今後も続けてまいります。
今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。